ネットでタイヤを購入するデメリットは?

ネット通販はタイヤが安く購入できることから多くの人に利用されています。ネット通販には多くのメリットもありますが、利用前に知っておきたいデメリットもあります。

しかし、多くの方はネット通販でタイヤを購入する際のデメリットについて十分に知らないかもしれません。

そこで、この記事ではタイヤをネット通販で購入する場合のメリットとデメリットの両方を解説します。また、ネット通販でタイヤを購入するときに注意すべきポイントもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

タイヤをネットで購入するデメリット

車が走行するときに安全性を保つためにも重要なパーツであるタイヤをネットで購入することに不安を感じているという方も多いのではないでしょうか。

ネット通販でタイヤを購入することには安さを始めとした多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。そのため、事前にデメリットを知っておくことが大切です。

それでは、まずはタイヤをネットで購入するデメリットについて解説します。

タイヤについて自分で調べて選ばなければいけない

実店舗でタイヤを購入するのであれば、専門的な知識を持った店員や整備士の方が適切なタイヤの種類を教えてくれ、分からないことがあれば相談することができます。しかし、ネット通販で購入する場合は、適切なタイヤを自分で調べて選ばなくてはいけません。

もしも間違ったタイヤを購入してしまった場合、ネット通販は返品交換できないことも多いため注意が必要です。

タイヤ選びに必要な主な情報は、下記の6つになります。

  • タイヤ幅(mm)
  • 偏平率
  • ラジアル構造
  • タイヤ内径インチ
  • ロードインデックス
  • 速度記号

タイヤに詳しくないという方は聞き馴染みのない言葉で難しく感じるかもしれませんが、これらの情報はタイヤの側面に上から順番に表記されているため、交換前のタイヤを確認することで必要な情報は揃います。

タイヤには「195mm(タイヤ幅)/65(扁平率)R(ラジアル構造)15(タイヤ内径インチ)91(ロードインデックス)H(速度記号)」というように記載されています。

また、大手通販サイトであれば車種に合わせたタイヤの検索機能があるため、間違ったタイヤを選ぶリスクもなく、簡単に選ぶことも可能です。

工賃に追加費用が発生するおそれがある

タイヤ交換にかかる費用はタイヤ本体料金だけでなく、廃タイヤの引き取り料、タイヤの脱着技術料、バランサー取り付け、バルブ交換などの工賃が発生します。ネットでタイヤを購入して整備工場などに持ち込んでタイヤを取り付ける場合、これらの工賃とは別に「タイヤ持ち込み費用」が発生することもあります。

そのため、タイヤ交換にかかる費用を総合的に判断して費用を計算するようにしましょう。

すぐに交換できない

タイヤをネット通販で購入した場合、大きく「タイヤを持ち込む手間」と「取り付けしてくれる業者を探す手間」の2つの作業が必要になるため、すぐにタイヤを交換できるというわけではありません。具体的には、タイヤを購入してから1週間程度の期間が必要であると考えておきましょう。

しかし、最近では取り付け業者と提携しているタイヤ通販サイトも増えてきており、ネットで購入したタイヤを直接取り付け店舗に送ってもらい、タイヤを交換したい車で店舗に向かうだけで良いサービスもあります。そのため、ネット通販なのでタイヤ交換で困るということは少ないでしょう。

また、提携店がない通販サイトでも、持ち込みタイヤの交換を請け負ってくれる業者も増えています。業者が見つからないという事態にはなりにくいでしょう。しかし、持ち込み料金は業者によっても異なるため、事前に確認しておくことが必要です。

タイヤの製造年が選べない

ネット通販ではタイヤの製造年数を選ぶことができないことが多いです。もちろん、新品で購入したのであれば新品のタイヤが届くのですが、製造年数を選ぶことができないため、製造から1年未満のタイヤが届くこともあれば、製造から2年経過しているタイヤが届くこともあります。

しかし、基本的にはタイヤの製造から1年〜2年未満のタイヤが出荷され、適切に保管されたタイヤであれば製造から3年ほどは製造時と変わらない性能を保つことができると言われているため、それほど気にする必要はありません。

Amazonや楽天市場などのECモールでは稀に4本それぞれ製造年が異なるタイヤが届くことがあるため、信頼できるタイヤ通販サイトを利用することがおすすめです。

実物を見て決めることができない

ネット通販でタイヤを購入する場合、実物を見て決めることができないため、若干の色味の違いや小さなキズなどの細かい部分をチェックすることができません。

また、選ぶ通販サイトによってはゴムが劣化している、大きなキズが付いているなどのトラブルも報告されているため、口コミや評判などから信頼できる通販サイトを選ぶことが大切です。

タイヤをネットで購入するメリット

ここまでタイヤをネットで購入するデメリットについて解説しましたが、タイヤ通販には大きなデメリットはないことを理解していただけたのではないでしょうか。

実際にタイヤをネットで購入することは、デメリットが少なくメリットのほうが多くあります。そこで続いては、タイヤをネットで購入するメリットについてそれぞれ解説していきます。

実店舗より安く購入できる

ネット通販でタイヤを購入する1番のメリットは、実店舗よりも安くタイヤを購入できるということです。

ネットでタイヤが安い理由としては、店舗を持たないため人件費や家賃などのコストが発生せず、流通から販売までをネット上で行うため、中間マージンが発生しないことなどが主な理由です。

タイヤ交換にはタイヤ本体の価格以外にも、取り付けの工賃、送料、廃棄費用などがかかるため、タイヤ本体の価格を抑えられることは大きなメリットです。

接客や手続きを待つ時間や手間がかからない

実店舗でタイヤを購入する場合、特に繁忙期や土日といったタイヤを購入したい人が増えるタイミングは店舗が混み合ってしまうため、見積もり依頼や接客、購入手続きに時間がかかってしまうことがあります。

しかし、ネット通販ではそのような接客や手続きを待つ時間が必要ないため、24時間いつでもスムーズに購入できる点もメリットです。

複数メーカーのタイヤを比較して購入できる

実店舗でタイヤを購入する場合、実店舗に在庫があるタイヤもしくは店舗で取り扱うことができるタイヤのみを比較して購入することになりますが、ネット通販であれば国産タイヤからアジアンタイヤまで、さまざまなメーカーのタイヤを比較して購入することができます。

タイヤの価格や性能はメーカーによって大きく異なるため、複数メーカーのタイヤを比較したほうがより適切なタイヤを選ぶことができるのです。

また、同じタイヤでも通販サイトによって価格が異なることがあります。そのため、欲しい商品が決まっている場合には、簡単に複数の通販サイトを比較してお得な買い物ができる点も良い点です。

24時間購入することができる

また、ネット通販は24時間購入することができるため、仕事が忙しいという方や近隣に店舗がないという方でもスキマ時間などにタイヤを購入することができます。

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ネットでタイヤを購入するときのチェックポイント

ネットでタイヤを購入するときには、いくつかチェックしておきたいポイントがあります。

タイヤ購入前に確認しておくことで、ネット購入からスムーズにタイヤ交換をすることができるため、それぞれのチェックポイントを抑えておきましょう。

タイヤの年式を確認しておく

ネット通販では基本的に製造から1年〜2年未満のタイヤが出荷されますが、特価セールや年末セールなどで販売されているタイヤは売れ残りとなっていることが多いため、タイヤの年式が古い可能性も高いです。

そのため、製造年数が記載されているネット通販であればしっかりと年式を確認すること、通販サイトに記載がない場合は問い合わせなどで確認することが大切です。

近くに取り付けの提携店がある確認する

タイヤ交換を業者に依頼する場合は、近くに取り付け連携店があるかどうかを事前に確認しておきましょう。また、提携店がない場合には、持ち込みタイヤの交換に対応しているか確認しておきましょう。

工賃はいくらか確認しておく

持ち込みタイヤ交換に別途工賃がかかる場合は、どのくらいの費用がかかるかを確認しましょう。業者によって持ち込みタイヤ交換の工賃は異なるため、4本の交換となると大きな差が生じる場合もあります。

タイヤの保管場所を確認する

ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに交換するなどの場合、交換したタイヤを捨てずに保管する必要があるため、保管場所についても確認しましょう。

自宅にスペースがあれば問題ありませんが、自宅にスペースがないという方はタイヤを預かってくれるサービスの利用を検討することがおすすめです。

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ネット通販のデメリットを理解してお得にタイヤを購入しよう

この記事ではタイヤをネット通販で購入するデメリットとメリットについて解説いたしました。

ネット通販でのタイヤ購入には、価格面や利便性という面でメリットが多くあります。しかし、タイヤ選びなどにいくつかのデメリットもあるため、事前に理解してからネット通販を利用することがおすすめです。

また、ネット通販でタイヤを購入する前にチェックすべきポイントを抑えておくことで、購入から交換までをスムーズに行うことができるため、忘れずにチェックしておきましょう。

ネットでタイヤを購入する際の注意点については「ネットでタイヤを購入する際の注意点|よくある失敗とチェックポイント」をご確認ください。

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