タイヤは消耗品ということもあり、数年ごと定期的に買い換える必要があります。しかし、タイヤは同じ種類でも購入する場所で価格は異なることがあります。そして、できることなら安くタイヤを購入したいという方は多いかと思います。
タイヤは実店舗ではなく、ネット通販で購入することがおすすめです。この記事ではネット通販で安くタイヤが購入できる理由や購入するときの注意点について解説していきます。
タイヤ本体費用以外にもチェックすべき費用はいくつかあるため、お得にタイヤ交換を行いたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
タイヤは実店舗よりもネット通販のほうがお得に購入できる
タイヤはどこで買うのがいい？と迷ったら、タイヤ通販サイトの利用がおすすめです。
タイヤはガソリンスタンドやカー用品専門店、ネット通販などで購入できます。しかし、近年タイヤの原材料の高騰により各メーカーがタイヤの値上げに踏み切っているため、主に実店舗ではタイヤを安く買うことが難しくなっています。
また、タイヤ本体の価格だけではなく、タイヤを交換するための工賃やその他の作業料が発生するため、総額で判断しても、ネット通販のほうがお得にタイヤを購入・交換することができるのです。
タイヤは実店舗で購入するよりもネット通販で購入したほうがおすすめな理由について解説いたます。
タイヤ交換にはタイヤ本体以外にも費用がかかる
タイヤの交換にはタイヤ本体の料金以外にも費用が発生します。そのため、総合的な費用で考えることが大切です。
具体的には、廃タイヤの引き取り料、タイヤの脱着技術料、バランサー取り付け、バルブ交換などのタイヤ交換に必要な作業料金です。そして、別の場所で購入したタイヤの取り付けだけを依頼する場合には「タイヤ持ち込み費用」が別途発生する場合も多いです。
タイヤ交換の作業料金は、タイヤ交換を依頼する場所によっても異なりますが、一般的には軽自動車で7,000円、普通自動車で9,000円ほどが相場と言われています。
タイヤ交換にはタイヤ本体だけではなく工賃などの別途費用がかかることを抑えておきましょう。
ネット通販でタイヤが安く買える理由
タイヤは実店舗よりもネット通販のほうが安く購入できます。ネット通販でタイヤが安く買える理由は下記の通りです。
- 中間マージンがかからない
- 大量に仕入れるため単価が低い
- 型落ち・年落ちのタイヤも取り扱っている
- 価格競争が起きやすい
実店舗を持たないネット通販は、生産から流通までの工程において無駄なマージンが発生することがないため、タイヤ本体料金にマージンが追加されません。
さらに、競合商品が溢れているネット通販では価格を引き下げないと売れ残ってしまうことから価格の低き下げ競争が行われており、安く販売されている傾向があります。
一方で、街のタイヤ専門店、メーカー直営のタイヤ販売店、カー用品店、民間整備工場、ガソリンスタンド、カーディーラーなどの実店舗でのタイヤ販売は、メーカーから直接仕入れを行い、店舗にて販売するときに発生するマージンに加え、店舗にかかる人件費や家賃などもタイヤ費用に加算されるため、ネット通販よりも高額に販売されることが多いのです。
タイヤを安く買う方法！ネット通販を使いこなすポイント
基本的にはネット通販はいつ購入しても実店舗より安く購入することができます。しかし、ネット通販にも繁忙期があることや、タイヤ交換にかかる費用はタイヤ本体価格だけではないことから、よりお得にネット通販を使いこなすポイントを抑えておくことが大切です。
ネット通販を使いこなすことで、さらにお得にタイヤを購入することができることでしょう。それでは、ネット通販を使いこなしてタイヤをお得に安く買う方法についてみていきましょう。
繁忙期の冬のシーズンを避ける
タイヤを大きく分けると「夏タイヤ（ノーマルタイヤ）」と「冬タイヤ（スタッドレスタイヤ）」の2種類に分けることができます。
夏タイヤは3月〜4月ごろ、冬タイヤは11月〜1月ごろがタイヤの繁忙期になるため、繁忙期を避けることでタイヤを安く購入することができます。
そのため、夏用タイヤは3月・12月、冬用タイヤは9月〜10月を狙うことでお得に安く購入できます。
繁忙期以外の時期では、年落ちタイヤの在庫が余りやすい3月や12月がもっともタイヤの価格が安くなるタイミングとなっているため狙い目です。
また、ネット通販では年末売り尽くしセールなどが行われていることが多いため、年末のタイミングでもタイヤをお得に購入することができます。
タイヤが安い時期の詳細は「タイヤが安い時期はいつ？安い時期を知ってお得に購入しよう」をご確認ください。
型落ち（年落ち）のタイヤを選ぶ
新作の商品が登場した場合、それ以前のタイヤは「型落ちモデル」と言われ、定価よりも4〜5割ほどで売られることが多いです。
また、売れ残りなどで製造してから数年経過しているタイヤは「年落ちモデル」と言われ、1年落ち、2年落ちというように製造からの年数が経っているほど安く販売されます。
そのため、型落ちモデルや年落ちモデルを狙うとタイヤをより安い購入することができます。
型落ちや年落ちタイヤは安全面に不安があるのではないかと不安に思う方もいるかもしません。しかし、「型落ちタイヤ」はモデルが古いだけであり、「年落ちタイヤ」も適切に保管されたタイヤであれば製造から3年ほどは製造時と変わらない性能を保つことができるため、安全面での心配は不要でしょう。
取り付けまで含めた料金を確認する
タイヤを購入するときはタイヤ本体価格だけではなく工賃なども費用もかかるため、総合的に判断することが大切です。
例えば、実店舗で15,000円で販売されているタイヤと同じ商品をネット通販で10,000円で購入できたとしても、持ち込みタイヤの交換費用で工賃とは別に6,000円発生した場合、ネット通販ではなく実店舗で購入したほうがお得になります。
そのため、タイヤの取り付けを含めた料金を確認するようにしましょう。
取り付け提携店舗があるか確認しておく
大手のタイヤ通販サイトでは、タイヤ取り付けの提携店があり、ネット通販で購入した場合でも工賃を含めたセット料金で購入することが多いです。
取り付け提携店舗がある通販サイトでは、別々に手配するよりもお得にかつ簡単に取り付けまでの作業を行ってくれるため、取り付けの提携店が自宅の近くにあるかどうかを確認しておくことも大切です。
Amazonや楽天市場などの大手通販サイトでもタイヤは購入できますが、取り付けのことを考えるとタイヤ専門の通販サイトのほうがおすすめです。
ネットで安くタイヤを購入するときの注意点
ネット通販でタイヤを購入するときには、安く購入できるというメリットがありますが、実店舗にはない注意点も存在するため、事前にチェックしておきましょう。
実店舗でのタイヤ交換に慣れている方であっても、ネットでのタイヤ購入はは実店舗とは違った注意点や特徴があるため、事前にネットタイヤを購入する際の注意点について確認しておくことが大切です。
それでは、それぞれの注意点について解説していきます。
返品や交換はできないことが多い
ネット通販で購入したタイヤは返品や交換ができない場合が多いです。そのため、事前にタイヤのサイズや種類を確認しておきましょう。
実店舗であれば、店員さんにタイヤの種類を相談したり、車種に合ったタイヤを探してくれますが、ネット通販は自分でタイヤの選択から注文を行うため、間違ったタイヤを選んでしまうリスクもあります。
そのため、間違えのないように事前にタイヤのサイズをチェックしましょう。しかし、大手のタイヤ通販では、車種ごとに適切なタイヤを検索できる機能が付いていることが多いため、タイヤ選びで迷うことは少ないでしょう。
通販サイトの口コミや評判を確認する
タイヤ通販は多く存在していますが、中には「失敗した」と感じている方もいるため、事前に口コミ・評判を確認することが大切です。
実店舗ではタイヤを見てから購入することができますが、ネット通販の場合は長期保管品やキズがある場合もあるため、口コミ・評判が悪いネット通販での購入は避けるといいでしょう。
配送料について確認する
タイヤはサイズの大きい商品となりますので、お住まいの地域によっては配送料が高額になってしまう可能性もあるため、タイヤ本体の価格だけではなく配送料も合わせて確認しましょう。
ネットショップによっては、購入金額によって送料無料のサービスを行っている場合もあります。
タイヤを安く買うならネット通販がおすすめ
この記事ではタイヤを安く買う方法について解説してきました。タイヤは実店舗よりもネット通販を利用したほうが安く購入できます。
しかし、ネットで購入した場合は、タイヤ本体の価格に加えて、タイヤ交換の工賃や持ち込みタイヤにかかる費用など、追加で費用がかかることもあります。そのため、総合的にお得になるかどうかを確認することが大切です。
また、ネット通販ではタイヤ実物を見てから購入することができないことや、店員さんのサポートを受けられないなどの注意点もあることから、ネット通販の特徴についても事前に抑えておくことが大切です。
ぜひ本記事を参考にしてネット通販でタイヤをお得に購入してみてください。
